貴金属、金鉱株の投資および銘柄について

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貴金属とは?

貴金属とは、金や銀、プラチナ、パラジウム、ロジウムなどの希少で貴重な金属のことを指します。これらは地球上で非常に限られた量しか存在しない、高い希少性から総称して、「貴金属」と呼ばれています。

安定的な金属

化学的に非常に安定、すなわち化学反応する事が少ないので、錆びたり変色したりすることがほとんどなく、いつまでも美しい輝きを持つことから装飾品や宝飾品としても利用されています。

投資を目的とした存在

貴金属は化学的に安定していて、性質や見た目が変わらない、ということであれば、投資や金融市場でも重要な役割を果たすという事でもあります。特に金や銀は、経済の不安定な時期やインフレーションが進行している際に、安全な避難先として投資家によって求められることがあります。

金鉱

貴金属が投資目的に利用されるという事は、貴金属が採掘される場所も、同様に投資対象にされる場合があります。とくに金が採掘される場所、金鉱は珍重される傾向にあります。そもそも世界中の金をひと所に集めると、25メートルプール一杯分程度になってしまうと言われているのですから、金鉱はよほど希少な存在といえます。

金鉱株とその株価

金鉱株とは、金を主な鉱石として採掘し、加工する企業、すなわち金鉱を作り出し、運営し、金の採掘、生産、販売などを行う会社の株式を指します。これらの企業は、金の価格や需給の変動によって影響を受けることがあります。金の需要が高まると、金鉱株の価格も上昇する可能性がありますが、逆に金の需要が低下すると株価が下落することも考えられます。ただし、金相場と金鉱株相場は必ずしも連動するものとは限りません。

金鉱株は投資家にとっては、金価格の変動や鉱山の生産性などの要因を考慮しなければならない投資対象となります。投資に際してはリスク管理を重視し、慎重な判断が必要です。金鉱株にはどのような銘柄があるかご紹介しましょう。

金鉱株の銘柄

金鉱株の銘柄は国内外に存在します。ここでは代表的な3銘柄をご紹介します。

<日本>
・三菱マテリアル:古くからある財閥系鉱山会社。銅ビジネスにも注力。
・住友金属鉱山:国内唯一の金山である菱刈鉱山を所有。
・中外鉱業:貴金属事業以外にもコンテンツ事業や不動産事業等、多角的に事業展開。

<アメリカ>
・バリックゴールド
・ニューモントマイニング
・フランコ ネバダ

金鉱株への投資手法

実際に金鉱株に投資する場合は証券会社を通して取引をします。日本国内であれば100株単位で取引することが基本的ですが、単元未満株式で取引する事も可能な場合があります。また、上記の米国株にも投資する事が出来ます。ただし、米国株の場合、重要な情報は英語で記載されている場合が多く、正確な経営状況まで把握する事はハードルが高いと言えます。

また、米国株は「金鉱株ETF」も存在します。ETFとは上場投資信託のことで、金鉱株関連の投資信託商品もあるため、個別にアメリカの金庫株に投資するよりかはハードルは低いと言えるでしょう。ただし、信託報酬はそれなりに高めだったりもしますので投資する際は注意が必要です。

実際に投資する銘柄についての最新の情報を得るためには、証券会社のウェブサイトや金融ニュースなどの信頼性のある情報源を参照することをおすすめします。証券会社に相談することもできます。投資に際しては、リスクを理解し、慎重に検討することが重要です。

投資とは「利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること」を指します。また、様々な要因で市場が変化します。投資はあくまで自己責任の下でお願いします。

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