かつては「ライカ1台で家が買える」ほどの価値を持っていたライカですが、現在の価値はどれぐらいなのでしょうか?そして、ライカ以外のカメラで値打ちのあるカメラはどんなものがあるのでしょう。そもそもカメラは相続の対象となるのでしょうか?
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カメラ・レンズの中古相場
土地や建物は不動産であるのに対し、カメラ・レンズは「動産」という扱いになります。そして、動産も相続対象となります。その際、カメラやレンズの価値については相続発生時の時価相場となります。
近年はレトロカメラブームのようなものがあり、中古のフィルムカメラであっても値がつく場合があります。それらは保存状態と希少性によって金額が変動します。決して購入当時の価格によって変動するものではありません。購入時に高ければ現在の中古相場でも高くなるかといったら、必ずしもそうとは限らないのです。逆もしかりです。購入時は安価だったものが後年価値が見直され、高値を付けることもあります。 現在では携帯電話・スマートフォンにもカメラが付属しているため、カメラ単体としての価値は決して高いものとは言えないかもしれませんが、撮影そのものを楽しむ方にとってはやはりカメラは自分にとっての相棒であると言えるでしょう。 そして、カメラは1台だけ、レンズは複数所有される方も多くいらっしゃいます。レンズの方が中古市場においては取引は活発であると言えます。
ただ、カメラもレンズも本体の経年劣化は免れません。日本は湿気が多いので、保存状態によってはカビや曇りが発生しているものもあり、撮影に影響が出るケースもあります。
相続税と贈与税
さて、相続という点において「相続税」や「贈与税」といった税金関係の話は切っても切れません。基本的には預貯金や不動産が相続財産のメインであり、貴金属や宝石などの動産は+αという立ち位置であると考えていいでしょう。
相続税には非課税枠である「基礎控除額」が法定されています。計算式は以下の通りです。
3,000万円+(法定相続人の数)×600万円=相続税の基礎控除額 この相続税の基礎控除額を相続財産が超えている場合は生前贈与した方がいいと言えるでしょう。ただ、年間で非課税となる贈与額は一人110万円までと法定されています。これを超えると贈与税が発生します。
また、相続発生時から3年以内の贈与分は相続財産に含まれます。贈与の方法としては、ただ単に子供名義の通帳に入金すればいいのではなく、子どもと贈与契約を結んだ上で子供が日常使用する口座へ送金する形をとるのがベストかと思います。
資産価値のあるカメラ
ニコンのSシリーズというレンジファインダーは発売当時も高価でしたが、現在も高価です。
画像のカメラはS2ですが、他にS3やSPなど様々な種類のレンジファインダーがあります。
また、レンズは5cmのF1.4であり、レンズだけでも値打ちがあります。
更に専用のレザーケースも付属しております。ただ、このレザーケースに関しましては保存状態によっては経年劣化が激しいものが多々見受けられますが、あくまで付属品ですのでカメラの価値そのものには大きくは影響しません。
いずれにしても年代物であることは確かなので、保存状態によって価値が変動するものであるとお考え下さい。
フィルムカメラも取り扱う買取店なら信頼できる!
上記のようなフィルムカメラも最新のスマートフォンも、撮影行為自体は同じであっても、その方法はだいぶ変わりました。
フィルムカメラは当然フィルムを入れなければ撮影はできず、撮影したものは現像しなければいけません。この手間暇をかけてでも撮影をしたい、という方であれば、古いカメラをそのまま相続してもいいのですが、そうでない場合は買取専門店で現金化してみてはいかがでしょうか。
また、買取専門店によってはフィルムカメラを取り扱っていないケースもありますのでまずは一度問い合わせてみましょう。