貴金属、その種類と魅力

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貴金属とは

貴金属とはこの世にある金属類のうち、化合物をつくりづらい、希少性の高い金属を指します。すなわち、いつまでもそのままのかたち、色彩あるいは形態を長い間、保ち続ける金属類を「貴金属」といいます。

主な貴金属の種類

貴金属には主に以下の種類があります

黄金色の金属で、その美しさや加工のしやすさ、化学変化がもっとも少ないもので、世界中で古来より宝飾品や投資商品、電子部品等の産業用途として広く利用されています。

しろがね、と呼ばれるだけあって、白色の金属で、装飾品や食器、写真、電気の導体、ソーラーパネルの部材として使用されます。大気中の水分と亜硫酸ガスまたは硫化水素により硫化して黒っぽくなるのが特徴です。

  1. プラチナ

銀白色の金属で、装飾品や自動車触媒、医療器具などに使用されます。プラチナは熱に強く、強度がある為、ガラスの製造工程で使用する装置に用いられています。

  1. パラジウム

銀白色の金属で、自動車触媒や電子部品、宝飾品の割金(プラチナ、ホワイトゴールド等)などに利用されます。

ほかにもいくつかありますが、化学的に安定しており、色彩、形態、性質の変化が少ないものを、そして一般的にこの4種を貴金属と呼ばれることが多いようです。

性質と魅力

化学的に安定し、色彩、形態、性質の変化が少ないものであるがゆえに、ひきつけられる魅力があります。では、その魅力をもう少し具体的に挙げてみましょう。

1.価値の保全

貴金属はその性質ゆえに、希少であり、長い歴史を持つため、時間が経っても価値を保つ特性があります。経済の不安定要因やインフレによって他の資産の価値が低下する場合でも、貴金属は価値を保ちやすいとされています。

2.世界的な需要

貴金属は装飾品や宝飾品としてだけでなく、産業用途や投資の対象としても広く利用されています。世界中で需要があり、国際的な市場で取引されることから、グローバルな影響を受けることができます。

3.価値の不変

性質が変わらない、数が少ないということそのものが魅力であるといえます。そしてそれゆえに、アクセサリーや製品としてだけではなく、投資を目的とした所有をする人たちもいます。また、インドや中国等のアジア諸国では宗教的・文化的に金の宝飾品を冠婚葬祭の際にプレゼントし合うことがあり、その点においても需要があると言えます。

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